2020年も残すところあと数日となりました。2020年は「コロナ」の一言に尽きる1年でしたね。
#新たな生活様式
#オンライン
#リモートワーク
#在宅勤務
人と不動産的にも店舗仲介などが例年に比べてものすごく減り、会社の売り上げに大きなダメージを与えました。逆にここ数年作り上げた、「自分好み賃貸@神吉マンション」はこういう状況下でも大きな反響があり。2021年に供給できるお部屋が全て申込済みとなりました。
長年不動産というものを見てきていますが、世の中の賃貸不動産の多くが消費者を意識せず、事業としての収支(それも大事だけど)や事業者側の都合による商品開発が多く、消費者目線の不動産が少ないのでそういう物件はこういう社会状況下に影響されず不動産の再生が可能だと思います。
2020年は工事の1年
ちょっとブログのタイトルから外れてしまいましたが、2020年は私にとっても、会社にとっても「工事」が多い一年でした。
1月:イタリアースペイン出張
弊社の取引先のお誘いもあって、先方企業の通訳兼コーディネーターを兼ねてイタリアとスペインで家具メーカーの工場ラインを見学に行かせていただきました。日本では見たことがなかったブランドのソファやテーブルを見たり、イタリアなどの空間や色に対するデザインを勉強させてもらいました。
※当時はコロナの感染の広まりと闘いながら移動して、帰国後に出張した都市がことごとく閉鎖されていったことが印象的でした。
2月:イタリア出張の反動で忙しいの一言
3月〜5月:新事務所を家族総出でDIY
会社立上げて5年経ち、そろそろ間借りの事務所に限界があり、50年近く使われていなかった空き家の2階をフルリノベーション。当時は緊急事態宣言ということもあり、家族総出で床のレベル合わせ、ボード貼り、天井貼り、パテ埋め、塗装などの作業を行いました。合間に地元の知り合いが数人手伝いに来てくれたりと、コロナ禍でも人の出会いと絆を感じる、物凄く有意義な時間でした。
※2ヶ月も会社の経営を無視してDIYに没頭しました。
6−8月:自宅をフルリノベーション
結婚して12年間同じ空間に住み、家族も増えて、荷物も増えて、コロナになって自宅が限界を迎えた時期に真下の部屋が空いたこともあり、思い切って自宅をメゾネットにフルリノベーション。流石に事務所をDIYして体力と気力が底を着いたことと、デザインにこだわったこともあり、プロにお願いしました。ただ引っ越し作業を2回しましたが12年分の荷物は2回断捨離で物凄い量となりました。
※工事中はマンションの入居者の皆様にはスラブを抜く工事などで大変ご迷惑おかけしました。
9−10月:工事+工事&事務所移転
□ヤブモトビル工事
弊社が管理業務を受けているヤブモトビルの共有部の大規模リニューアル工事を企画させて頂きました。先代のオーナー様から2代目に家主様が変わり、共有部が老朽化していた上に、現入居テナント様の事業や立地から想定される新規申込を意識した設えに改装しました。
□パインタワー大規模修繕工事
弊社が事務所を構えていた物件が18年目を迎えて大規模修繕を敢行しました。18年の歳月の中で老朽化した設備、現状で追加する設備、補修の範囲、仕上げの提案など幅広くお手伝いさせてもらいました。
□人と不動産新事務所移転
兼ねてDIYしていた空間に正真正銘に登記を移動しました。中央区民から天王寺区民となりました。
11月:神吉マンション
冒頭でもお話ししました、自分好み賃貸@神吉マンションの来年度供給分の4部屋(3月引き渡し、6月引き渡し、9月引き渡し、12月引き渡し)が2020年11月の時点で全てに申込が入るという事態となりました。コロナで一般的に仲介市場が冷え切っている状況下で本当に有難い反響です。オーナーさんや現地施工の大工さん、設計を担送してくれている設計士等、プロジェクトに関わっていただいている皆様に感謝です。
12月:工事完了×3
ヤブモトビルの追加工事、パインタワー大規模修繕工事、自分好み賃貸引き渡し工事
3つの工事の完成が月初から年末に掛けて続きました。
その他
シェアオフィス(龍造寺Lab.造):初の会員50名を突破(12月時点56名に)
レンタルスペース(上町サンク、シロナガヤ):繁忙期はコロナで大打撃
2021年の展望
「新しい物差し」
残念ながらコロナは2021年も続くと思います。ワクチンが開発されようが特効薬が開発され無い限りコロナの脅威は収まら無いと思います。新しい生活様式だったり、本当の意味で「働き方改革」が進むと思います。オンラインなどの技術はさらに普及すると思います。
不幸中の幸いではありますが、デジタル技術はコロナに対応した生活をサポートできるサービスはどんどん普及していますし、今までもその多くは以前からありました。SkypeやFacetime、オンラインショップ、Uberなどはコロナ以前からあったサービスをコロナで老若男女の幅広い層が利用できるようになっただけのような気もします。
不動産も内外装を含めて、コロナ対策やステイホーム、リモートワークなど新しい生活様式を組み込んだ賃貸サービスが求められるでしょうし、それに対して供給できる不動産事業者が新しい時代の勝者になると思います。
弊社もそれ念頭に、今一度企画などを見直す必要があると思います。
最後に、今年も一年お世話になりました。
2021年が皆様にとって、良い1年になるようにがんばりましょう!
株式会社人と不動産
小上馬
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