中古マンション購入の盲点 2

住宅ローン以外の住宅固定費

 弊社のとあるお客様が関西の郊外のベッドタウンにある築19年の中古マンションを購入するお話です。物件は売主さんがキッチン、ふろ、トイレ、洗面台などの設備を一新されて、床は壁紙まできれいに張り替えられたリフォーム物件です。しかも日当たりがよく、部屋からの眺望も緑に囲まれた素敵マンションを終の棲家として購入しよう検討されています。

 

 先日はマンションの価値の部分を少しお話しさせていただきました。本日は購入してから発生する住居固定費について検証します。

 こちらは物件概要書の詳細表の一部分です。

 

 こちらを見て何かお気付きでしょうか?そうなんです、この物件は管理費と修繕積立金以外にも諸々費用が発生するんです。築19年ですから修繕積立金安くないのは誰もが覚悟しますが、専用利用料や汚水処理施設利用料など数千円ですが、毎月の支払だと結構乗っかってきます。また管理費を含めて、修繕積立金、専用利用料、汚水処理施設利用料はそこで生活する以上、絶対に支払わなければいけない支出ですので、毎月のローンの返済以外に22,550円固定費が発生します。ローンは完済すれば支払いは無くなりますが、こちらの固定費は住んでいる以上、または所有している以上は支払い続けなければいけない費用になります。

 

 その他にも駐車場代も加わります。大阪市内に比べると郊外エリアでは車は必需品です。実際お客様もお車をお持ちで、ご家族の送り迎えを考えると手放せない状況でしたので、上記の駐車場料金が加わります。上記の駐車場料金は10,500円~14,500円となっておりますが、多くのマンションでは機械式駐車場となっていますので、車の車高によって値段が変わります。

 

 ここで余談ですが、最近の車って車高が高いですよね。税金や維持費を考えて軽自動車を購入される方も多いと思います。実は上記のような駐車場料金だと、車高1550㎜以下は10,500円、車高1550㎜以上は14,500円となっていることが多いですので、せっかく軽自動車にしても車高が1550㎜以上(大半がそうです)の車を購入すると、4,000円も駐車料金が変わります。まだ都心コインパーキングでも1550㎜制限のあるコインパーキングは、近隣の車高制限のない駐車場よりだいぶ安くなっていることがあります。なので、お車を購入の際は車両価格、税金、維持費、駐車場料金など考慮されて車種選びをされると良いと思います。

 

 では、話を戻しますが、お客様のお車も車高1550㎜以上でしたので、住宅ローン以外の月の固定費が37,000円ほど掛ります。物件の写真(前のブログ記事)を見ての通り、広大な敷地の植栽の維持や築19年ということもあり今後の大規模修繕を見越して修繕積立費など新築マンションに比べると高額です。

 

 弊社のお客様は月々の住居支出を10万円までに抑えたい意向でしたので、頭金を多く入れることで調整する方向で購入することを検討されました。10万円-3.7万円=6.4万円以内のローン返済額。お客様のご年齢を考えると借入期間は24年が限界だったので、1,600万円を借りて、残りの金額と諸経費を合わせると600万円ほど現金を入れる事を考え、現金の準備をする方向で検討されました。

 

 本日は

 ・不動産購入後に発生するローン返済以外にかかる固定費用

 ・車の車種によって左右される維持費の違い

 についてお話ししました。

 

 次回は不動産購入時の現金支出についてお話し致します。